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中国雲南省とタイの牧畜にみるローカルコモンズ

(1)中国雲南省のローカルコモンズ

  雲南省剣川県の山村の傾斜地は牧草地として利用されている。放牧では道路脇や空き地、公有地を利用する。この牧草はコモンズとして認識されている。入会地・里山は、無償で利用できるが、アクセスが、地域コミュニティのメンバーに限定されており、現地住民が相互利益に配慮しながら管理している。つまり、里山は、「ローカルコモンズ」の一種である。現地住民は、地域コミュニティの他のメンバーの利益に配慮して、ローカル・コモンズを利用する。そのため、フリーライダー、モラルハザードが抑制され、「コモンズの悲劇」は生じにくい。

  つまり、現地住民が利用する里山・入会は、自由にアクセスできる自由財ではなく、地域コミュニティのメンバーに限って利用できる「ローカルコモンズ」であり、持続可能な利用がされてきた。

(2)タイ東北部の牧畜とローカルコモンズ

  タイ東北部の牧畜では、牧草や飼料を使用するが、経費節約のために、道路脇・学校敷地・遊休敷地・畦道脇などの草を食べさせ、牧草地として利用している。彼らにはローカルコモンズとしての認識がある。

  また、竹をローカルコモンズとして無償で採取し、「サイ」と呼ばれる魚をとる道具を業者に販売している。

繊維作物の生産も行われている。生産過程では水田や道路脇の遊水地を利用する。これもローカルコモンズであろう。また、水路・溜池を利用した淡水漁業も行われている。

Web参照

タイの牧畜コモンズを利用した牛・水牛飼育

http://www.geocities.jp/torikai007/thai/2003cow.html

中国雲南省の牧畜ローカルコモンズ入会地

http://www.geocities.jp/torikai007/china/yunnan2004cow.html


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